2019年のお彼岸は9月20日(金)から9月26日(木)までです。お盆でお墓参りをしたから、お彼岸はいいかな、なんて思っていませんか?
この記事では、お盆とお彼岸の違いについて解説します。
お盆はご先祖様が帰ってきてくれる日、お彼岸は私たちがご先祖様に会いに行く日と考えれば、わかりやすいです。
お彼岸はいつからいつまで?
じつはお彼岸って春と秋の2回あるのはご存知でしょうか。春分の日と秋分の日を真ん中にして、前後7日間が、お彼岸との期間とされています。春分の日や秋分の日は、日付で決まっているわけではないので、お彼岸の期間も毎年変わってきます。
2019年の秋分の日は9月23日月曜日なので、秋のお彼岸は9月20日が彼岸入り、9月26日が彼岸明けとなります。2020年の春分の日は3月20日金曜日なので、春のお彼岸は3月17日が彼岸入り、3月23日が彼岸明けとなります。
お彼岸とお盆の違いは?
お彼岸もお盆も、お墓参りはするし、お供え物もするので、少し時期がずれているだけで、何が違うのかわかりにくいですよね。ですが、お彼岸とお盆は全く意味合いが異なります。
お盆は、ご先祖様があの世から自分の家に帰ってくる日とされています。迎え火をして、お墓にご先祖様をお迎えに行き、自宅ではごちそうを準備して、ご先祖様をおもてなしします。
一方、お彼岸の場合は、ご先祖様を自宅に招くのではなく、こちら側からご先祖様の元に、会いに行く日とされています。春分の日、秋分の日を境にしたお彼岸の期間は、あの世とこの世の境目がいちばん近い日とされているそうで、お墓に行って、ご先祖様に会いに行く日がお彼岸となります。
お彼岸のお供えは?
お盆は、ご先祖様が自宅に来るので、ごちそうが必要ですが、お彼岸はこちらからお墓に会いに行くので、ごちそうは必要ありません。
ですが、あんこのお餅が必要になります。春のお彼岸では「ぼたもち」と呼び、秋のお彼岸では「おはぎ」と呼びます。手作りをする家もあれば、スーパーで購入もできます。
「おはぎ」も「ぼたもち」も明確な違いはありませんが、季節の花に見立てているそうです。
まとめ
お彼岸は春と秋の2回あります。お彼岸もお盆も、お墓参りをして、お供え物をするというのは同じなのですが、お盆はご先祖様が自宅に来てくれて、お彼岸は私たちが会いに行くという明確な違いがあります。
ご先祖様を大切にするという意味でも大切な行事です。お彼岸は7日間と期間がありますので、ぜひその間にお参りに行ってくださいね。